悲憤慷慨の3(完結編)

こちらの記事の続きです。

 

jedi-tkms1984.hatenablog.com

 

実はこの話には続きがあったのです!
前回記事の直後、このような矢文が飛んできました。

 

『詐欺師みたいなものですね。私に対する一方的な悪いの評価は私に対する営業妨害とみます。運営にスクショを送りました!(^^)』

 

怒ってるのか喜んでるのかどっち!?
そもそもなんか営業しとるんすか?
スクショ送ったって、そこには真実しか書いていないのだからどうにもならないでしょうに……。

 

『評価の取り消しをしてください』

 

そんな要求は通りません。
適正な報酬をお支払いいただければもちろん取り消しますよ。
と返したところ、

 

『あなたのような人は講師に向かないから辞めて派遣で地道に働くことをお勧めします』

 

軽いジャブが返ってきました。
こういうの、煽りっていうんでせうか?
地道に働け、という勧めはまあ分からんでもないのですが、
”派遣で”
ってどういうことっすか?
なぜこの人はやたらと派遣という言葉を遣ってくるのでせうか?
世の中にはバイト、アルバイト、契約社員、正社員、フリーランスと様々な働き方があります。
その中で殊更に派遣を推してくるのはなぜ?
もしこれが僕に対する挑発であるのなら、この人は全国の派遣で働いている人および派遣会社を冒涜していることになるのでは……?
などと思っていると長文が。

 

『最初からあなたのような半端な講師で自信がない人からいい加減な気持ちで始めたのでは?
当該サイトでは冷やかしばかりでとか自分のスキルの足りなさで人のせいにして前向きにやっている人の営業妨害したいんですか?
幼稚な人ですね。評価悪いの取り消しをしてください』

 

まあ、おそろしい!
僕なら塾に通おうが家庭教師を雇おうが、教えてくれた人に対してこのような嘲罵(ちょうば)はとてもできませぬ。
しかるにここまで言いきれる豪胆さには頭が下がります。
その不遜さに敬意を表し、せめて評価をそのままにしようと思ったら、

 

『他の人が迷惑しないうちに講師をやめたらどうですか? あなたのような人には安く派遣で地道に受け身で仕事することがお似合いです。
自分の身の丈を理解することをお勧めします』

 

というメッセージが。
ちなみに実際にはもっと長文なのですがここでは要約しています。
あのですね、そういう文章を書く時間を勉強に充てたらどうかと思うのですよ。
仕訳の1問や2問は解けますよ。
100点満点の試験で仕訳が占めるのは20点分ですから、そこを完璧に仕上げれば20点は取れるのです。
文句を言う暇があったら勉強なさい。
さすがにちょっと業腹なので、やや強い口調で次のように返します。

 

「4か月間の教導に対して一切の支払いを拒否した時点で、虚偽の記載をしていたという自覚を持ちなさい。
ここまで拗れているのですから公共性、公益性の観点からなおさら評価を取り消すことはできない。
事実に基づく悪い評価をされた → 納得いかないから消せ が通るとお思いか?
それは評価システムの趣旨に反することであり、当該サイト運営に対する冒涜である。
あとはサイト運営が判断すること。僕が講師に向かないというのであれば、あなたは生徒に向かないというだけ」

 

我ながら大人げない長文になってしまいました。
しかたないですね。
言うべきは言っておかないと。

……と。
さんざん言われて、こっちもちょっと言い返してそれで終わり、ではあまりに不公平だということに気付きました。
そもそも4か月に渡って簿記を教える、という役務の提供は果たしました。
その結果、相手が試験を受けて合格しようが不合格に終わろうが、それは僕の関知するところではありません。
ただ少なくとも合格できる力をつけるだけの教導はしてきました。
相手が誠実な生徒であるならば合格すれば共に喜び、不合格なら自分の至らなさに悩みながら次回の取り組みについて真剣に考えたでしょう。
しかしこうなってはそんな気になど、なれるハズもありません。
とはいえここで引き下がっては相手丸得、僕大損。
一矢報いねばなりません。
そこで最後のやりとりから数日後、こんなメッセージを送ってみました。

 

「日が経ち、双方少しはクールダウンできたかと思います。
そこで本件について再度の協議をしたいと思うのですがいかがですか?
具体的にはそちらが支払ってもよいと思う金額と、こちらがほしいと思う金額を提示し合い、擦り合わせて報酬額を決定します。
こちらはその全額の入金を確認でき次第、サイト運営に対して”悪い”の評価取り下げを申請します」

 

すると相手、なんとあっさりと乗ってきました!
擦り合わせの結果、報酬額は月額5,000円に決定。
1円にもならないよりマシなのでここで妥協。
ここで値上げを要求して臍を曲げられても困ります。
このやりとりをしたのが6月の下旬。
当方の口座番号も伝え、あとは入金を待つのみ。
早ければ7月中には全額入金し、約束どおり評価取り下げ……となるハズでした。
ところが7月に入り、相手から支払いは来月か再来月まで待ってほしいとの連絡が。
むむ、つまり8月か9月ということですね。
まあ、待ちましょう。
相手に支払いの意思があるのに急かしては逆ギレされてしまう恐れもあります。
なんでこっちがここまで譲歩せなあかんねん!(神戸弁
と思いましたがここはグッと我慢の寛仁大度。

 

「そちらの事情を斟酌してお待ちします。無理のない範囲で」

 

と言ったばかりに相手、分割支払いを提案してきました。
正直なところ、お金のやりとりにルーズな人は簿記を勉強してもあまり意味がないんじゃないかなあ、と思ったり。
とはいえ分割支払いに関する定めをしていなかったので一応は了承します。
ここで断りでもして、相手の――(以下略)

そんな感じで待っていると9月の上旬に半額が振り込まれました。
あ、ちゃんと約束は守る人なんですね。
特に手数料を引かれたりはしていません。
良かった良かった♪
ではこの調子で残額が振り込まれるのを待ちましょう。
と、相手からメッセージが届きました。

 

『最近どうお過ごしですか? 仕事やプライベートなど何も変わらないでしょうか?
私は現在、雑談のメールも募集しています。
業務外で無料で雑談メールやれる時間あればたまに空き時間でももらえると嬉しいです。ご検討ください』

 

いやいやいや!
どーいう神経してんの、この人!?
どーいう精神状態ならこんなことをズケズケと言えるのでせうか?
そして僕はどんな精神状態でこれにどう返信すればいいのでせうか?
あなたそもそもまだ全額払い終えてないでしょ?
この時、僕は思ったのです。
なんでこんな目に遭うて、正当な評価を取り下げなあかんねん。(神戸弁
そして考えたのです。
そや! ほっといたろ!(神戸弁
いやいや、しかし待て待て。
そうすると評価の取り下げを条件に報酬の支払うを受けた僕がウソを吐いたことになってしまうではないか!
そこでもう少し考えてみます。
そや! いっぺん取り下げてからもっぺん評価したらええやん!(神戸弁
つまりこういうことです。
全額の入金を確認したら約束に従って評価を取り下げ。
その後、再び評価をしなおす。
2度目の評価ももちろん”悪い”です。
え? そんなのヒドイじゃないかって?
とーんでもナイナイ。
僕が再三、誹謗中傷を受けたという事実は消えないし、こちらが最初の評価取り下げを条件に出してやっと相手は支払いの意思を見せたのです。
本当に”良い”評価を受ける人は何の問題も起こさないし、役務の提供や対価の支払いをきちんとするのです。
ですからたとえ報酬が支払われたとしても、だからといっていきなり”良い”評価を与えるなんてありえません。

プラス………報酬を支払った
マイナス……誹謗中傷を繰り返した
マイナス……こちらが条件を出してやっと支払いの意思を見せた
マイナス……相手の都合で分割を申し出、最終的に全額入金が数か月先に伸びた

そうだ、この手でいこう!
昔に観たアニメの海賊みたいに指を鳴らしたかったのですが、不器用なのでできませんでした。

その後、9月末日に残額の入金を確認。

 

『評価を取り消してくれますね?』

 

ああ、言われなくとも”消して”やるよ……。
運営様に顛末を報告して評価の取り消しをお願いします。
ところがドッコイ落とし穴。
当該サイトでは一度付けた評価をやり直すことはできないのです。
つけた評価を削除することはできてもその後、再評価はできないとのこと。
むむむ……な~んか納得いかない!
とはいえこの件はこれにて決着したのでした。
おしまい!

(おしまいと言いましたが、また相手が何か言ってきたら続くかもしれませんが……)