ハートをキャッチされました

 気分転換に映画「映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー・・・ですか!?」
を観てきました。
つぼえり派なのでサンシャイン・ムーンライトが出てきた辺りからちょっと興味が失せ始めていたのですが、
パリを舞台にしたこの話では各人物のキャラがうまく絡んでいました。
ストーリーを進める都合上、つぼみとゆりの性格が少し積極的なものに変わっていた感じがしたものの、
それ以外では違和感はなかったように思います。
ファッションショーがおまけ程度だったのはタイトルとしてどうかとも思いますが、
幅の広い空中戦をやるには日本は狭く、大舞台を用意する必要性から花の都をチョイスしたのでしょうか。
ところでプリキュアは5人組以外は全て観てきたのですが、対象年齢になっている子たちはどう観ているのでしょうか?
初代はとにかく悪者が襲ってきて平穏な自分たちの生活を守りたい、というのが戦う理由でしたが、
HCは人間の心の闇につけ込む悪を退治する話なので、ずいぶんと毛色が違います。
特に今回の映画は過去の戦いに敗れた敵役が永く封印されたこと、さらに仲間に迫害されたことへの復讐心が
プリキュアと対立する動機になっているのですがこの話、対象年齢の子には難しすぎるのではないでしょうか。
純粋な勧善懲悪で無くなってくると当然、敵側の背景も深く描いている必要がありますから、
初代のように理由なくとにかく悪者! と分かっていればやっつける側も何も考えないでいいのですが……。
サラマンダー伯爵のように自身にも深い設定があると、単純にやっつけてよい相手と切り捨てるのは難しくなります。
そこを考えさせるために物語を少し難しくしている――という製作者側の意図があるのかもしれません。
ドラクエも4はそれほど人気がない、という話を聞いたことがあります。
人間に恋人を殺されたピサロが敵のボスなので、勇者側の大義名分が薄れてしまったため、だそうです。
竜王ハーゴンもバラモスも容赦ない侵略者でしたから、主人公や躊躇いなく敵を斬ることができました。
ピサロには悲しい過去がありますし、勇者は勇者でピサロ勢に村を滅ぼされた過去があります。
4は前3作に比べてそこが大きく違います。
水戸黄門然り、やはり敵と味方が争う話は単純明快な勧善懲悪ものの方が観やすいのでしょうか?



 しばらくご無沙汰している資産運用。
10月はまったくやっておりません。
メインで取引しているFX業者が1ヶ月間の業務停止処分を受けたためです。
決済も入出金もできるが、新規取引だけはできないということで相場を静観していました。
気分はもう落ち着いてはいたものの、思考力や判断力は万全とは言えない時期だったので、
休むにはちょうど良かったかもしれません。
で、営業再開して11月。
ここ暫らくの中では円安に向いているようなので、やはり何もしていません。
いつの間にか豪ドルのスワップが117円にまで上がっていました……。
もったいない…………。