先週泊まった旅館でまた２泊しました。（天地の宿 奥の細道）
前回と全く同じ部屋を確保してもらったうえ、料理の内容も重複しないように配慮してくださいました。
通常、いくつかある宿泊プランを選択すれば自動的にコース料理が決まるのですが、一日目の食後に料理長が来られ、
二日目に食べたいものの希望を聞いてくれました。
一週間と経たずに再訪したことで、下にも置かぬ歓待をしてくださいました。
それもカテゴリーを提示されてそこから選ぶのではなく、こちらに全くおまかせ頂けるとのこと。
理髪店でもそうなのですが、自由度が高すぎるとかえって選べないので、「お魚中心の料理をお願いします」と伝えます。
唯一、具体的に注文したのは「チョコレートが好きなのでデザートに頂けると嬉しい」と言ったことなのですが、
なんとその日の夕餉にガトーショコラを出してくれました。
創作料理店なので当然、他のお店で買うことはできません。
デザートも含め、見事に前回宿泊時とメニューが重複しませんでした。
顧客管理によってリピーターに出す料理が重複しないように仕組みができているとか。
重ね重ねの御心遣いには頭が下がります。
グレープフルーツにこんがりザラメが乗っています。
この甘酸っぱさとザラメの食感がたまらないのです。
刳り抜いた山芋にパプリカや海老などが盛りつけられた焼き物。
かかっている特製のお味噌がとにかく美味なのです。
ガトーショコラ、外はカリカリとした食感、中はしっとりとした歯ごたえ。
「チョコレートが好き」と言っただけでここまでして頂けるとは……。
残念ながら来年頭まで改装工事が行われるので、しばらく訪れることはできません。
姉妹館に「四季の彩 旅篭」というお宿は稼働中なので近々、こちらに宿泊してみようかと思っています。
さて、有馬温泉界隈は以前に観光したので、六甲山に行ってみました。
経路はいくつかありますが、有馬からはロープウェーが出ています。
鼓ヶ滝。
ロープウェー乗り場へ向かう途中の公園にあります。
滝音が鼓を叩いたように響いていたのが名前の由来だそうですが、阪神淡路大震災の影響で段瀑から直瀑になり、
その響は消えてしまったとのこと。
六甲有馬ロープウェー。
回生電力という仕組みを用いた日本最初の省エネロープウェーなのだそうです。
ゴンドラからの景色。
様々な風景が１２分近く楽しめます。
天気が良ければもっと遠くまで見通せたでしょう。
で……。
六甲山に行ったはよいのですが、施設という施設がほとんど休館しておりました。
この時期は、ということではなく、”たまたま行った曜日が休みだった”のです。
山頂の乗り場から六甲高山植物園とかオルゴール記念館とかいろいろあって、
周回バスは走ってるけど１時間に２本で中途半端なタイミングで着いたものだから、
ならばそれら施設まで順番に歩いて行こうと傾斜勾配を歩いたところ、順番に”休館”の看板に当たっていったのでした。
下調べはきちんとしておきましょう、という教訓でした。
結局、山頂近くにあるガーデンテラスで一服して下山しました……。
ガーデンテラスには洋のものと思われる建物がいくつかあります。
監視塔、カフェ、お土産物屋、案内所などの役割があります。
ひときわ目を引くのがこの、「見晴らしの塔」
内部の階段を登って天辺まで行くと、文字どおり３６０度を見渡せます。
