よし、今度こそ今年最後のこと

今年も下らなさ過ぎて失笑すらする気の起きない忘年会が終わりました。
業績がた落ちなんだから止めればいいのに。
仮に僕に決裁権があるなら絶対に開催しませんけどね。
社員に危機的状況であることが伝わらないし、そもそも忘年会という催しの意義が”労を労う”点にあるとするならば、会社の危機的状況に対し何ら手を打てなかった社員を労う必要はないわけですから。
努力してもしなくても、成果が挙がっても挙がらなくても毎年同じ様に慰撫されては人は簡単にその波に溺れてしまうものです。
やりたきゃご自分たちの財布でやりなさい、と。
今回は唯一の同期がいないので、標的は僕に絞られるのだろうなあと思っていたらこういう時だけ勘が当たりましたとさ。
僕の心底厭うジョック方々は素面でも泥酔しているかの如くに絡みまくります。しかも会話の9割9分8厘7毛は下ネタ。
小学校高学年あたりの教室に迷い込んでしまったのかのような錯覚に陥りました。
いつも思うのはこの人らの成長は年齢が2ケタになった途端に止まってしまったのだろうなあと。
性別の上では彼らと同じ”男性”であることに今さらながら強い嫌悪感を抱くのであります。

 この度の忘年会で気付いたのは、彼らが僕からある回答を引き出したがっていることでした。
前述に絡むのですが、”女性に興味がある”と言わせたいようです。
というのも僕自身がその手の話題を意識的に避けていたため、彼らは却ってそっち方面に持って行きたいのです。
ハッキリ申せば興味がないわけではないのです。
ただ何の悩みもない彼らと違って種々の事情があり、今はそういう事に時間を割きたくないのであります。(その事情に関しては”シリーズげんきょう”としておいおい書き残しますが)
まあ、そうでなくとも拝金主義で守銭奴ですから今はマネーに執心してしまうのですが。それにしても驚いたのは、僕が頑なに興味がないと撥ね付けていると、なぜか、
「異性に興味が無い」→「同性に興味がある」と彼らが勝手に解釈なさった点です。
こういう転換、詭弁として用いることはあるのですが、ジョック方の場合は単純に短絡的なだけです。
滅多に顔を合わせない相手なのですから、もう少しスマートな話題にシフトしましょうよ、と。
「週に何回くらい自慰するん?」
冗談なのか本気なのかこの質問ばかり繰り返すお猿さんに、「まあ人並みに……」と答えながら、
こやつを抹殺する方法はないだろうかと考えていたのは内緒です。