チキンゆえに

 円高が止まりません。
日本もアメリカも円高ドル安にさほど警戒感を持っていないどころか、バラック大統領などは、
ドル安を歓迎していて輸出によって米経済の立て直しをしたいともとれる発言をする始末。
日本の財務大臣も、
「今は注視したい。異常な値動きなら何らかの措置を講じる」
のリピート再生。
14年ぶりの水準だか何だか知りませんが、このままではさらに円高勢が増すのでは?
と考えた僕は仕方なくポジションを離しました。
90~100円で推移との予想は完全に外れました。
で、損切り断行によって11月の損益は……。
150万円の損失。
運用には意図しない利益の減少や元本割れのリスクはつき物です。
これまでに留保した分でまかなえますが、これにより運用成績は一気に後退。
もちろん手はあります。
起死回生の一発逆転というほどの秘策ではありませんが、通貨を米ドルから南アランドに変えるのです。
現在米ドルのスワップは2円。(1万通貨)
これでは副次的な収入にはなりません。
対する南アランドなら21円ですから、スワップによる効果は10倍と言えます。
しかもこちらはもともとが11円台と安いので同額保証金でも米ドルより多く取引できます。
しばらくはこの高金利通貨で今回の負け分を取り戻しながらチャンスがあれば新・豪ドルに触る計画です。

 それにしても今回のドル安は全くの想定外でした。
僕はどうにも売りポジを持つことに抵抗がある性質なので、こういう時には百害あって一利なしです。
日銀なんか今頃になって利率下げだすし……。
トホホ。


(とりあえず気を取り直して南アランドに切り替えて取引中。
12月1日~3日の売買で3万ほど取り返しました……)