当たり前ですが今年もきちんと申告納税しました。
今回からＦＸによる所得は２３年度までとは異なり、総合課税から先物にかかる分離課税になりました。
……という説明を方々で見るのですが、そこでは、
「累進税ではなく一律２０％の税率になった」
とあたかも減税がなされたかのように書かれることが多いようです。
たしかに給与他の所得のある人がさらにＦＸで利益を出せば、累進制ではそのＦＸによる所得の部分に高い税金が課されることになるでしょう。
しかし今回、僕にとっては増税となりました。
所得税はその額によって段階的に５％、１０％……と上がっていくのですが、僕が前年度に出した利益額ではせいぜい１０％の範囲に収まっていたのです。
それが一律２０％となるとこれはもう負担増です。
※ たとえば給与所得が３００万円、ＦＸ利益が１０万円であれば税額算定は所得を併せた３１０万円に税率５％を乗じて（実際には基礎控除他、いくつかの計算手順がありますが）行います。
しかし今回からはＦＸ所得に個別に税率を乗じて計算するのでこの例では２万円の課税となります。
うむ……これは佳い税制の見直しなのでせうか…………。
１０００万円くらい利益を出せれば明らかにこちらのほうが税額は低くなるのですが……。
