さや杏♪ さや杏♪

5月18日、日曜日。
劇場版魔法少女まどか☆マギカ展 もう一度あなたに逢いたい…」
に行ってきました。
会場は大阪。こういうとき神戸に住んでいると便利ですね。
とはいえ一応はお隣ですが肝心の会場が湾をぐるりと回り込んだ島の上にあるので、
片道2時間くらい掛かってしまいます。
前回の人入りはさほどでもなかったのですが、今回は来場者の海と化していました。
始皇帝陵の兵馬俑みたいな感じです。
入場自体は前売り券の効果もあってすんなりと行きましたが、さて入ってからどう行動するかで悩みます。
到着したのが10時、トークショーが11時から、カフェには既に行列、物販にも既に行列。
どこに行くにも中途半端な時間です。
先に展示を回ろうとも思いましたが、待ち合わせには30分くらい前に到着しておかないと落ち着かない性分の僕は、
よせばよいのにトークショーの会場で待機していました。
最前列でキタエリさんとあいぽんさんを見られたから満足です。
30分のトークショーが終わり、次に物販の列に並びます。
列は会場建物を出て外壁をぐるりぐるり大蛇の如く成り、待機する者に進みの遅さを錯覚させる見事な縄文を描いていました。
最低でも60分待ちとの看板に早くも心折れそうでしたが、並ぶのと待つのが得意な日本人なので素直に最後尾につきます。
混雑していた割に売り切れた品は僅かでした。
きつと在庫を充分に用意されていたのでしょう。
その先見性に頭が下がります……と言いたいところですがこのとき既に時計の針は正午を指していたので、そうでもありません。
人々の物欲が倉庫の容積を超えただけなのです。
さて荷物を片手に展示を見て回ります。
今回は大きいものを買わなかったので行動に不便はありませんでした。
タペストリーやらを買いますと、どうしても荷物が圧迫して行動が制限されますからね。
そういえばドラクエでは布の服を着ていたキャラが鉄の鎧を纏っても素早さが下がりませんが、どういうことなのでしょう。
さらに風来のシレンでは丸腰よりも皮甲の盾を装備した方が空腹になりにくくなりますが、どういう仕組みなのでせうか。
今回の展示も佳いですね。
映画本編の各シーンが綺麗に再現されています。
壁面には本編の切り取りが並んでいますが、これはパス。
結局はキャプチャですから、それは自宅で好きなシーンを好きなだけ抽出すればよいのです。
とりあえずこのイベントの為に作られたものを重点的に見て回ります。



このパネル欲しいなあ……。


ほむらさん、凛々しいですね。


シルエットだけでどれが誰だか分かるのは、主要キャラが5人だからでしょう。
それ以上だと僕の脳では区別が付きません。


こんなカフェでご飯を食べてみたいですね。


こんなバス停でバスを待ってみたいですね。


こんなバスに乗ってみたいですね。
ロンドンバスには今でも憧れます。


巴さんはお姉さんですね。
しかし本当は寂しがり屋なのですよ。
スタッフさんがローアングル撮影禁止! と、何度もアナウンスしていました。
僕はそんなことはしませんよ。
心眼があればどんなものでも見通せてしまうのです。


新キャラクターの百江さんです。
ギャフン、という声が聞こえてきそうですね。


僕はこれを観に来たのですよ!
他の何が無くても、これだけがあれば充分です。
欲をいえば本編ではもうちょっと濃厚なカップリングを観たかったのですが、これは仕方ありません。
同棲しているという設定だけで色々と捗るものがありますから。
しかしコレ、お持ち帰りしたかった……。


この作品の主人公、タイトルにもなっている鹿目まどかさんです。
これは神様になった姿で、「アルティメットまどか」と言い、略すると「アルまど」です。
なんだかアラビアあたりで聞けそうな響きですね。


さてさてトークショー、物販、展示と見て回り、そろそろお腹が空いてきましたよ。
時刻は15時を過ぎたところ。
遅すぎる昼食はおやつを兼ねることとします。
会場内にはカフェもありますから満腹度を増やすのにうってつけです。
品書きはカレー、サンドイッチ、アイスクリームにチーズケーキと、食事→デザートまで考え抜かれた
見事なまでのラインアップ。
飲み物もそれぞれのキャラに見立てた、とても体に悪そうな鮮やかなドリンクの数々。
ここは定番のカレーと食し、別腹にアイスかケーキを収めましょう。
と思ったら、ここも長蛇の列。
しかも物販や展示と違い、実際に食事を出すからこれまで以上に進みが遅い!
席の数は少なくないハズですが、とにかくも並ぶ→注文する→品が出てくる→食べる……のサイクルを完結させないと
次のお客さんの番が回ってこないので、ここは予想以上に時間を取られました。
並んでいる最中の、「カレー、売り切れました!」「サンドイッチ、売り切れました!」のアナウンスを聞くたびに、
後はもう霞くらいしか食べるものがないのでは……と思ったり。
結局ここでも1時間ほど掛かり、注文窓口に辿り着いた頃にはチーズケーキとドリンクしかありませんでした。



ドリンクは赤と青……ご存じの方にはお馴染みの杏さやです。
いいですね、これ。
TV版で赤と青のどろどろが溶け合っていた、あのシーンを思い起こします。
味はちょっと苦かったです……。
ちなみにこれで1200円くらいします。
今日ばかりはエンゲル係数高めです。


といったところでイベントは終了。
濃密な8時間でした。
概ね満足していますが、開催期間をもうすこし長くすることができればよいですね。
関東での開催ではさらに行列ができていたようですし。
さすがに2日間では来場者も鮨詰め状態となりましょう。
しかしそうすると会場の確保やらスケジュール管理やらの問題も当然発生するでしょうから、とても難しい問題ですね。